ジョギングって健康にいいの? ダイエットにも効く? ウォーキングとか筋トレじゃだめなの?
この記事ではダイエットにおけるジョギングの効果と、ウォーキングと筋トレとの効果の違いに焦点を絞りそれらを数字を使って証明します。
何故ジョギングが効率的な運動で、ダイエットにも最適なのか
ジョギングのダイエット効果
ジョギングのダイエット効果とは、
・低~中強度での長時間運動による脂肪燃焼
となります。
人間の体は激しい運動に対しては、脂肪ではなく糖をエネルギーとして優先的に使用します。これは脂肪に対して糖が燃えやすく、すぐにエネルギーを欲する激しい運動ではエネルギーとして使いやすいからです。
一方で、糖は燃費が悪く、すぐに使い切ってしまいます。高強度の運動は長い時間行なえません。
これに対して脂肪は燃えにくいのですが、一度燃えると効率よくエネルギーとして長く使うことが出来ます。人間がフルマラソンを完走することが出来るのは、この脂肪が効率よく燃えてくれているからです。
一般的に、糖は1グラムあたり4cal(カロリー)と言われています。
脂肪はというと、1グラムあたり9calです。
倍以上もエネルギー効率が違いますね。
皆さん、痩せたい、ダイエットしたい場合はもちろん糖分でなく脂肪を燃やしたいですよね。ぷよぷよ二の腕、たるんだお腹の脂肪、バイバイしたいですよね。
私は通勤時に会社の最寄りの駅から会社までジョギングで通勤しています。
走る時にはGPS付きのランニングウォッチを付けているのですが、
20分のジョギングで約160カロリー消費しています。
なので脂肪が運動後すぐに燃えてくれると仮定すると(実際は運動してから少し着火剤として糖分を使ってから脂肪が燃えるのですが、今回はわかりやすくする為に省力します)、160÷20=8となり、1分あたり8calの脂肪燃焼と計算されます。
例えば1キロ痩せたい(脂肪を落としたい)と思った時であれば、先程の1グラムあたりのカロリー数で計算すると…
9cal ×1,000g = 9,000cal →脂肪1キロを燃焼するのに必要なカロリー数
9,000cal ÷8(1分あたりのエネルギー消費数)= 1,125 となります。
つまり1キロ体重を落とすとして、その内訳が全部脂肪であるとすると、
1,125分 ≒ 19時間のジョギングで1キロ脂肪を落とせるわけです。
1日40分程度のジョギングを2日に1回程度であれば、慣れてくればそんなに無理なく出来るかと思います。
40×8×30(2カ月でのジョギング回数) = 9,600cal
はい、2カ月で1キロの脂肪ダイエットに成功です!!
1年続ければ6キロ脂肪が減少するということです。
例えば160センチ50キロの平均的な体系の女性の方で、体脂肪率が30%だったとします。その方の脂肪の重さは15キロなので、それが1年で9キロにまで減少します。なんと、体脂肪率18%に変身です!
(もちろんこの数値は単純計算であって実際とは誤差があるとは思いますが)
ジョギングとウォーキングとダイエット効果の違い
ウォーキングも立派な低強度の運動です。ですが、その名の通り低強度なのです。運動強度の指標にMETS(メッツ指数)という物があります。
厚生労働省が出している運動によるメッツ指数一覧がありますが、ジョギングとウォーキングを比べると、
ジョギング 7.0
ウォーキング 3.8
となっており、強度でいえばジョギングの約半分となります。
単純計算するのであればジョギングの倍の運動量をこなせばジョギングと同じダイエット効果(脂肪燃焼効果)といえます。
どうでしょうか? みなさんジョギングのダイエット効果、理解して頂けたでしょうか? 早速ジョギングを始めてみたい! と思った方は、初心者の方にランニングの始め方をわかりやすく紹介した記事を書いているのでそちらを見てくださいね。
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