こんにちは。ランニングシューズは30足以上購入しているまもるです。
今回は私の経験を元に、怪我のリスクを少なくし、且つランニングの上達を妨げないシューズの選び方を紹介します。その人の足の形と走り方に合っていないシューズは怪我のリスクを高めますので、是非この記事を参考にしてシューズ選びをしてみて下さい。どのサイトも初心者用のおすすめシューズは似たり寄ったりになりますが、この記事では良くあるおススメとは違うシューズを紹介します。是非最後まで読んでみて下さいね!
ランニングシューズを選ぶ際は、まず自分の足を知ることから
色々な顔の人がいるように、人の足の形も千差万別です。足の長さ、幅、甲の高さ、足指のどの指が長いかなど、様々な特徴があります。そんな中でもランニングシューズ選びに重要なポイントは、足全体の長さと足幅です。

初めてランニングシューズを買う場合は必ずご自身の足長と足囲を測ってから買うようにして下さい。土日にスポーツショップに行くと無料で足型測定をやっていたりするので、そういった機会を利用して測ってもらうのもいいと思います。踵から一番長い指の長さが足の正確な長さとなります。足の幅は指の付け根の出っ張っているところで測って下さい。
下の表が男女別の基準のサイズ表となります。足幅については大きくなる程アルファベットが上がって行くようになっています。日本人の標準はEとかEEとか言われていますが、本当のところはよくわからないようです。
ちなみに私は足の幅が極端に狭く、BとCの中間なのですが、自分は足の幅が広いと思い込んでおり、間違えてワイドモデルのEEEモデルを買ってしまっていました… これだと足が地面に着く度にシューズの中で足がスライドしてしまうので、怪我を誘発してしまいます。案の定、最初は小さい怪我ばかりしていました。
男性 | ||||||||||
足長/足囲 | A | B | C | D | E | EE | EEE | EEEE | F | G |
25cm | 92 | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 | 104 | 106 | 108 | 110 |
25.5cm | 93 | 95 | 97 | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 | 109 | 111 |
26cm | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 | 104 | 106 | 108 | 110 | 112 |
26.5cm | 95 | 97 | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 | 109 | 111 | 114 |
27cm | 96 | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 | 109 | 111 | 113 | 115 |
27.5cm | 98 | 100 | 102 | 104 | 106 | 108 | 110 | 112 | 114 | 116 |
28cm | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 | 109 | 111 | 113 | 115 | 117 |
28.5cm | 100 | 102 | 104 | 106 | 108 | 110 | 112 | 114 | 116 | 118 |
29cm | 101 | 103 | 105 | 107 | 110 | 112 | 114 | 116 | 118 | 120 |
29.5cm | 103 | 105 | 107 | 109 | 111 | 113 | 115 | 117 | 119 | 12 |
単位がついていない数字はmm(ミリ)
女性 | |||||||||
足長/足囲 | A | B | C | D | E | EE | EEE | EEEE | F |
21cm | 80 | 82 | 84 | 86 | 88 | 91 | 93 | 95 | 97 |
21.5cm | 81 | 83 | 86 | 88 | 90 | 92 | 94 | 96 | 98 |
22cm | 83 | 85 | 87 | 89 | 91 | 93 | 95 | 97 | 99 |
22.5cm | 84 | 86 | 88 | 90 | 92 | 94 | 96 | 99 | 101 |
23cm | 85 | 87 | 89 | 91 | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 |
23.5cm | 86 | 89 | 91 | 93 | 95 | 97 | 99 | 101 | 103 |
24cm | 88 | 90 | 92 | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 | 104 |
24.5cm | 89 | 91 | 93 | 95 | 97 | 99 | 101 | 104 | 106 |
25cm | 90 | 92 | 94 | 96 | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 |
25.5cm | 91 | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 | 104 | 106 | 108 |
26cm | 93 | 95 | 97 | 99 | 101 | 103 | 105 | 107 | 109 |
26.5cm | 94 | 96 | 98 | 100 | 102 | 104 | 107 | 109 | 111 |
27cm | 95 | 97 | 99 | 102 | 104 | 106 | 108 | 110 | 112 |
単位がついていない数字はmm(ミリ)
初心者向けランニングシューズはクッションの入ったものをチョイス
「ランニングシューズ 選び方」と検索を掛けると、専門家の方やメーカーさんのサイトが上位に来ており、そこでは大体同じような事が書かれてあります。ラン歴が数年にもなれば言っていることもほとんど理解できるのですが、これから走り始めようという方にオーバープロネーションとか、ミッドソールがどうしたこうしたとか言われてもなんのこっちゃい! と思うに違いありません。なのでここではそういった事は一切述べません。
結論からです。初心者のかたは、まずはクッションの効いたシューズを1足買って下さい。
難しいことは言いません。これからおススメのシューズを紹介しますが、このシューズは程よくクッションが効いており、それでいて人間が本来持っている自然な走り方を邪魔しません。この【自然の走り方を邪魔しない】というのが実は今回のシューズ選びの1番のポイントなのです。例えば今流行りの厚底シューズはプロのアスリートを持ってしても「シューズに走らされている」と表現する人もいる位です。初心者は絶対に手を出してはいけません。もちろん薄底シューズも絶対にダメです。大人になってからあまり運動をされていない方、特にデスクワークが多い方などは間違いなく普段の姿勢が悪くなっており、体幹が使いにくくなっています。その状態で厚底や薄底を履くと、膝や足首に負担が掛かり、程度はありますがほぼ100%怪我をします。
まずは程よくクッションが入ったモデルを買い、走ることに適した身体になってから次のシューズを選びましょう。
初心者の方におススメのランニングシューズ
アルトラ パラダイム4.5
今回の記事ではアルトラのパラダイムを紹介します。ん?と思った方、多いのではないでしょうか? あまり聞きなれないメーカーですよね。では、アルトラについて、簡単に説明します。
20年ほど前に出来たアメリカのメーカーで、コンセプトは、「自然な走り方」が出来るシューズを提供することです。特徴が2つあります。1つ目は、「ゼロドロップ」と言われる平坦な靴底です。大抵のランニングシューズは多かれ少なかれハイヒールのようにつま先に行くにつれ靴底が低くなっています。これだと運動に慣れていない方が走ると踵から思いっきり衝撃を受ける走り方になりやすく、怪我を誘発します。「ゼロドロップ」は踵への衝撃を守るということを第1に考えて作られた構造です。そして2つ目は、「フットシェイプデザイン」と呼ばれるシューズのつま先側の形です。

通常のシューズはつま先に行くにしたがって細くなりますが、ご覧の通りこのシューズは逆に広くなっています。こうなることで、シューズの中で足指が自由に動くことができ、リラックスすることで安定感と着地時の衝撃を和らげることが出来ると言われています、履いたことを想像するだけでリラックスできそうですよね。
この2つの特徴を備えたアルトラは、自然な走り方を追求することで、結果的にランナーを怪我から守り、長くいつまでも走れる身体を手に入れるという両方を実現させるということを可能にしていると思います。
私も初めて履いた時の衝撃を今も忘れることがありません。足入れ時のフィット感はあるのに、何故か足指だけどんな方向にも自由に動かせることができ、走っていてすごく心地が良かったのを今でも覚えています。
そんなアルトラですが、その中でも今回は初心者にも履きやすいモデルであるパラダイムを紹介させてもらいます。このブラックカラーなら仕事にも履いて行けそうですね。通勤時にもウォーキングでもこの履き心地は癖になること間違いなしです。超絶おススメです!!

足指の自由な感覚は間違いなく癖になります
5本指ソックスと合わせて履くとさらに最高です
初心者向けに他におススメのランニングシューズはないの??
あれ? 1足だけ?? と思った方、いらっしゃいますよね? はい、そうです! この1足だけです。何故ならこの他のシューズはどのサイトでも同じようにレビューされているからです。同じ商品をレビューしても仕方ないですし、何より私はそういったシューズを履いたことがありません… 履いてもいないものをおすすめは出来ませんから…
ランニングを始めるにあたっては、他のスポーツのように用具代が掛かりません。その代わりと言ってはなんですが、シューズにはお金をかけるようにするといいと思います。暗にショップやネットで安売りしているものに飛びついても結局自分の足に合わず怪我して治療院に行ったりすれば、結局同じだけお金が掛かってしまいます。メーカーさんの宣伝や謳い文句に惑わされることなく、実際にその靴を履いたことのある方に聞いたりすることも大事かと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
間違ったサイズのシューズは怪我に直結するので、まずは自分の足型を把握しましょう!